能登上布手織り絣着物  

商品詳細

 

 

能登上布と自分との出会いは、15年以上くらい前だと思います。デパートで、今も健在のアンティ-ク着物屋さんの催事で、見たことがない渋い色の麻織物が大島紬よりも高額な値段で並んでいるのを見ました。それが宮古上布と能登上布との出会いでした。宮古上布は南の国のエキゾチックな香りがして、能登上布は昔の書生さんが着るような織物という印象をもちました。 その後、買取の仕事をするようになって、宮古上布、越後上布、能登上布などの夏織物は本当に着物好きなかたが持っている品であることがわかりました。

能登上布は日本最古の織物です。約2000年以上前、崇神天皇の皇女が能登に滞在した折に地元の人に麻の織物を作ることを教えたのが始まりと言われています。昔、木綿や絹が用いられる以前、きものの素材は科、楮(こうぞ)や葛、麻でした。中でも麻が一般的で、その中でも上等とされたのは苧麻の上質の細い糸で織った薄手で軽い麻織物で、これを上布と称していました。能登上布の名称は明治40年頃からといわれています。最盛期の大正から昭和にかけては年間生産反数が30万を超えたといわれています。昭和35年に石川県の無形文化財に指定されています。それが、昭和63年には能登麻織物協同組合も解散し、現在は石川県羽咋の織元一軒のみになっています。

指が透けて見えるくらいの透け感があります。

風を通し、まとわりつかない、上布ならではのひんやりとした涼感。 また、細かい絣柄が特徴的で、絣が細かいほど高級とされます

帯次第で年齢を問わず、また雰囲気を変えれます。

 

 

 素材  麻

 

サイズ  身丈約145cm、 裄 約63cm[縫い代約3cm(袖側)+約3cm(身頃側)]、前幅 約23.5cm 、後幅 約30cm、  袖丈 約40cm [縫い代約3cm]

 

状態   良い。汗しみ、汚れなどはありません。袖口にひっかけ傷をカバーしたところがあります。サイズが合えば、そのままお召しいただけます。襟はバチ襟です。

 

 

 

 

大変恐縮ではございますが、アンティーク商品ですので、返品は原則的に受付いたしません。アンティークにご理解のあるかたに、お勧めいたします。 ご不明な点がございましたら、ご購入前に電話、またはメールでお問い合わせください。                                    

 

 

  • サイズは平置きで実測いたしました。微妙な誤差はご了承ください。
  • 写真は、実物に近くなるよう努力はしていますが、モニターの状態などで、色や雰囲気が実物と若干違いがあることもございますのでご了承ください。
  • ものずき屋の取り扱い商品は、基本的に一点物です。
  • 実店舗でも販売していますので、売り切れとなる場合もございます。
  • 梱包は、簡易包装ですので ご了承ください。
  • 商品は着物のみです。

 

販売価格: 49,800円(税込)