伝説の名店「紬屋吉平」  結城縮絣単衣

商品詳細

 

伝説の名店「紬屋吉平」の結城縮をご紹介いたします。

先日、買取に伺ったお宅でお譲りいただいた着物。その多くが紬屋吉平のもので、ご贔屓にされたということでした。持主だったかたのお写真を拝見すると、すらっと綺麗なかたでした。ご家族のお話では、着物も洋服にもこだわりがあったかたということです。 紬屋吉平といえば、文壇や歌舞伎界の方がたに愛された歴史ある銀座の老舗。残念ながら閉店してしまったが、今なお着物通のかたには憧れの店。手紡ぎ、手染め、手織りのものばかりを扱う店として、銀座でも特異な存在でした。

品名   紬屋吉平 結城縮絣単衣着物

素材     正絹 

サイズ身丈約155cm、裄 約63cm[縫い代約2cm(袖側)+約3cm(身頃側)]、前幅 約23cm 後幅 約29cm、袖丈 約49.2cm

状態   良好。表には汗しみ、汚れなどはありません。居敷き当てに1ヵ所小さなシミがあります。サイズが合えば、そのままお召しいただけます。 襟、裾、脇、袖口もきれいです

 

 

 

柴染め色に煤色の縞。縞が格子にもなっており、四角のなかには、また細かい柄という形容できない複雑な織り。 以前、無地の結城縮は見たが、こんな凝った手間のかかった結城縮を見るのは初めてです。塩沢や小千谷ほどではないが、軽いしぼがあり、手触りはさらっとしている。時に暑さを感じる単衣の時期に、この縮の感触は嬉しいに違いない。単衣の結城はよほどの着物通のかたでないと、誂えないだろう。この結城縮の襟裏は絽ではないので、10月の上旬くらいまで袷帯と着るのがふさわしいように思える。

結城紬と結城縮

結城紬には平織りと縮みがあります。昭和30年代までは、縮みのほうが生産量が多かったそうです。平織りが少なくなったので、保護する目的で昭和31年に重要無形文化財の指定を受けました。それ以来、平織りの方が主流となり、縮みは衰退しました。かすかなシボ、また反物の耳が色糸なのが結城縮の特徴です。結城縮は重要無形文化財の指定をうけていませんが、平織りと変わらない技法、むしろ工程が多く、技術者も少ないとのことです。また、手紡ぎ糸に撚りをかけるので、切れないように糸を厳選するそうです。 現在、縮みを織っている機やは、2軒しかなく、幻の織物となっています。

  

大変恐縮ではございますが、アンティーク商品ですので、返品は原則的に受付いたしません。アンティークにご理解のあるかたに、お勧めいたします。 ご不明な点がございましたら、ご購入前にメールでお問い合わせください。                         

 

 

  • サイズは平置きで実測いたしました。微妙な誤差はご了承ください。
  • 写真は、実物に近くなるよう努力はしていますが、モニターの状態などで、色や雰囲気が実物と若干違いがあることもございますのでご了承ください。
  • ものずき屋の取り扱い商品は、基本的に一点物です。
  • 実店舗でも販売していますので、売り切れとなる場合もございます。
  • 梱包は、簡易包装ですので ご了承ください。
  •  商品は着物のみです。帯、帯締めなどは含まれません。

 

      

販売価格: 0円(税込)