伝説の名店「紬屋吉平」   結城紬袷着物  

商品詳細

伝説の名店「紬屋吉平」結城絣をご紹介いたします。

以前、このショップでご紹介した結城縮や辻が花の持ち主と同じかたから、お譲りいただいた着物です。「紬屋吉平」といえば、手紡ぎ、手織り、手染めのものばかりを扱う店として、銀座でも特異な存在でした。閉店しても、今なお着物通のかたが憧れる伝説の名店です。

結城紬は究極の紬

黄朽ち葉色に白で絣模様を織り出した結城紬の着物です。紬のなかでも結城紬は究極の紬として、特別な存在です。いわば、高嶺の花なのですが、印象は地味。結城を着たものだけが、その包みこむような暖かさと軽さ、優しい風合いなど、結城だけが持つ感触の価値を知ることができます。同じ紬でも、大島紬のさらっとひんやり、すべすべした感触とは対照的です。この結城紬には絣のまわりを囲う白い小道のようなふちどりがあります。着た時に、このふちどりが洗練と動きとを添え、「紬屋平吉」ならではと思わせます。

結城紬と浦澤月子さん

「紬屋吉平」の名物女将といわれた浦澤月子さんは、直接、織元や染めの職人さんを訪ねて一緒になって創作されたそうです。また「結城紬はどんなに高価なものでも普段着の帯を締めれば、なんの気どりもない紬になります。それが結城紬の味わいではないでしょうか」(家庭画報特選きものサロン1991-92冬号から転載)また、「結城紬といえば、それだけでお高い、と敬遠しがちですが、むしろ、これほど応用のきく、お得なきものはございません」([柄きものと帯]小学館文庫から転載)と語っています。

浦澤月子さん流に 気どりのない結城紬の着こなし

紬八寸の帯と組み合わせて、普段着に

菊や桔梗などの花の織り帯と組み合わせて、

お食事会などのお出かけ着に

品名  「紬屋吉平」結城絣袷着物

素材  正絹

サイズ 身丈約155cm、裄 約64cm[縫い代約4cm(袖側)+約5cm(身頃側)]、

前幅 約22.5cm(プラス約8cm) 後幅 約28.5cm、袖丈 約49cm

状態     この着物は、襟、袖、裾などには使用感がなく、目立つ汚れやシミはありません。胴裏白地部分と薄いピンクの袖の振り部分に薄黄色のシミが点々と出ています。(長年の保管のため?)これだけの入手困難な品なので、洗い張り、仕立て直しなどのお手入れをされて、末永く着ていただきたいという思いで、お値段を設定いたしました。

色味は日の当たるところで見るとゴールドのように見えます。

結城紬とは

茨城県結城市、栃木県小山市一帯で織られています。織の歴史は古く延喜式や常陸風土記などに貢納布として記載されています。鎌倉時代に鬼怒川領域地方を治めた結城氏の保護があり、結城紬と命名されました。着て暖かく優しく、着れば着るほど柔らかくなじむ最高級の紬です。

   

 

 

大変恐縮ではございますが、アンティーク商品ですので、返品は原則的に受付いたしません。アンティークにご理解のあるかたに、お勧めいたします。 ご不明な点がございましたら、ご購入前にメールでお問い合わせください。

 

 

  • サイズは平置きで実測いたしました。微妙な誤差はご了承ください。
  • 写真は、実物に近くなるよう努力はしていますが、モニターの状態などで、色や雰囲気が実物と若干違いがあることもございますのでご了承ください。
  • ものずき屋の取り扱い商品は、基本的に一点物です。
  • 実店舗でも販売していますので、売り切れとなる場合もございます。
  • 梱包は、簡易包装ですので ご了承ください。
  •  商品は着物のみです。帯、帯締めなどは含まれません。

 

      

販売価格: 0円(税込)