伝説の名店「紬屋吉平」　　紬三筋格子名古屋帯

伝説の名店「紬屋吉平」の紬三筋格子名古屋帯をご紹介いたします。弊店ものずき屋は、このショップで紬屋吉平の結城紬や結城縮などをご紹介してまいりました。今回ご紹介の帯も紬屋吉平をご贔屓にされていたかたから、譲り受けたお品です。「紬屋吉平」といえば、手紡ぎ、手織り、手染めのものばかりを扱う店として、銀座でも特異な存在でした。閉店しても、今なお着物通のかたが憧れる伝説の名店です。女将だった浦澤月子さんの類いまれな感性により生まれた伝統的でありながら、どこか違いのある創作がこの店の魅力といえます。

格子の帯は合わせにくいと思っていましたが、意外や幅広く合わせられます。同系色にしていますが、グレイ、グリーン、オレンジ、またベージュなどもよさそうです。この帯は平面で見るよりも、締めるほどに魅力が増す帯だと思います。 

扇面地紋に飛び小花柄の綸子に合わせると大人甘くなります。 

柔らくて軽い紬ですが、締めると形が驚くほどきれいに決まります。

細かい縞の着物と合わせると粋で男前な感じです。

アンティ―クの藍大島着物に合わせても、おしゃれな雰囲気

全通なので締めやすい。袷仕立てで閉じから47cmは鶯色(グレイに写っていますが)の裏地がついています。

先染の織りと思いきや染め(手描き?）でした。節のある紬なので筋が一律ではありません。

お太鼓前には小袋が付いています。

継ぎ目があります(グリーンのところ)。 以前にこのショップで販売いたしました羽織とお揃いに着尺から作られたので継ぎ目があります。羽織は一度目にお伺いした際の買取でこの帯は二度目の買取でお譲りいただきました。

素材　　　　　　　正絹　　　

サイズ　　　　帯幅　約30.5cm　　　長さ　　約３47ｃｍ

状態　　　　　新古品なので非常にきれいな状態で締めた形跡はありませんでした。今回の撮影で初めて使用しました。

三筋格子　

三本の縞を縦横に並べた格子。団十郎格子、団十郎縞、三升格子ともいう。歌舞伎俳優七代市川団十郎が三升の紋をくずして格子縞としたことからつけられたという。団十郎の人気とともに、いなせな雰囲気の三筋格子は江戸の男達のあいだで流行った。

大変恐縮ではございますが、アンティーク商品ですので、返品は原則的に受付いたしません。アンティークにご理解のあるかたに、お勧めいたします。　ご不明な点がございましたら、ご購入前にメールでお問い合わせください。 

• サイズは平置きで実測いたしました。微妙な誤差はご了承ください。
• 写真は、実物に近くなるよう努力はしていますが、モニターの状態などで、色や雰囲気が実物と若干違いがあることもございますのでご了承ください。
• ものずき屋の取り扱い商品は、基本的に一点物です。
• 実店舗でも販売していますので、売り切れとなる場合もございます。
• 梱包は、簡易包装ですので ご了承ください。
•  商品は帯のみです。着物、帯あげ、帯締めなどは含まれません。